X68000 compact CZ-674C 整備品一式 (24MHz駆動＆LED切換機能搭載)＆内蔵2.5インチSCSIインターフェース（元箱あり）

X68000 compact CZ-674C 整備品一式 (24MHz駆動＆LED切換機能搭載)です。
表面実装型電解コンデンサ及びラジアル型の電解コンデンサの全てを交換し必要な整備を行った他、 24MHｚモードを追加しました。
24MHz時にはLEDが青色に切替わります。
また、内蔵用2.5インチSCSIインターフェースを搭載します。
各出力(映像・音声)や、インターフェース等が正常に機能することを確認しました。
キーボード・マウスも動作確認済みです。

●商品内容
CZ-674C X68000 compac本体(24MHz駆動＆LED切換機能搭載)
純正コンパクトキーボード（ケーブル交換済み）
純正マウス
システムディスク一式（ケース付）
取扱説明書
ユーザーズマニュアル 計5冊
元箱（はっぽうあり）

●24MHｚ駆動、及びLED切換機能について
従来の10M⇔16MHzが本体上部のスイッチによって変更するのはそのままに、
本体後部に追加したトグルスイッチによって16M⇔24Mを切り替えます。
（上が24MHｚ、下が16MHｚ）
切替スイッチは、本体後部のアース端子のあった場所を利用しています。
また、チャタリング防止回路を搭載し、切替時に誤作動しにくくなっています。
16MHｚ時に緑色に点灯するLEDが、24MHｚ駆動時には青色に切替ります。

●内蔵2.5インチSCSIインターフェース
2.5インチSCSI機器が内蔵可能です。
即決していただいた場合には対応する機器を取り付けてお送りします。
（詳細は下記をご参照下さい）

●キーボード
劣化したケーブルに代わり、ストレートタイプのケーブルへ交換しました。
（長さ、約60センチ）
入力確認の他、LEDの点灯も確認しました。
●マウス
なめらかに動作することを確認しました。

●フロッピーディスク
○Human68k ver.2.0 システムディスク
○SX-WINDOW ver.2.0 システムディスク
○SX-WINDOW ver.2.0 アプリケーションディスク
○辞書ディスク ver.2.0
○日本語ワードプロセッサ ver.1.1
DIRが取れることを確認しました。

●取扱説明書等
○CZ-674C 取扱説明書
○Human68k ver.2.0 ユーザーズマニュアル
○SX-WINDOW ver.2.0 ユーザーズマニュアル
○X-BASIC ver.2.0 ユーザーズリファレンス
○日本語入力・辞書ユーティリティ ユーザーズマニュアル
○日本語ワードプロセッサ ユーザーズマニュアル
特に目立つ汚れはありません。

●その他整備内容
○メイン基板 すべてのコンデンサを取り外し、洗浄液による基板の洗浄後、 新品のコンデンサに交換しました。
○電源ユニット 分解清掃、基板の洗浄、及びコンデンサの交換を行いました。
また、冷却ファンも新品に換装したので、若干ですが動作音が静かになりました。
○フローピーディスクドライブ
分解清掃、基板の洗浄、コンデンサの交換、ヘッドのクリーニング、摺動部へのグリス塗布を行いました。
（各ドライブの内部奥にあるコンデンサも交換しています。）
検出スイッチについては、確実に動作することを確認しました。
○拡張スロット基板、フロント基板 分解清掃、基板の洗浄、及びコンデンサの交換を行いました。
○内蔵電池のソケット化
元々あった電池は充電式なので、基本的に交換は不要ですが、
容量がほんのわずかしかない（7ｍAh）ため、 長期間通電しないままにした場合バックアップ情報が失われてしまう恐れがあります。
また、容量が少なくなると動作不良の原因になることもあります。
当商品では、CR2032（220ｍAh）によるソケット式としたので、比較的容易に交換出来るようになりました。
（メイン基板よりケーブルで延長し、充電をキャンセルの上、 本体内の下部左側に取り付けています）
○本体カバー 分解して洗浄しました。

●動作確認した項目等です。
○24MHｚの動作、LEDの切替 動作はCPUPOWERで確認しました。
10MHｚ時と比べ、画面のスクロール時間がほぼ半分でした。
（電脳倶楽部での実測、10MHｚ＝約12秒、24MHｚ＝約6秒）
○映像出力は、31kHｚ、15kHｚ共に確認しました。
（X68000専用モニタと、XPC-4経由の液晶モニタで確認）
○純正キーボードとマウスによる動作確認を行いました。
○音声は、以下の4系統の音声出力で、FM音源、ADPCMが左右とも正常に出力することを確認しました。
スピーカ・ヘッドホン端子・オーディオ出力端子、そして、ディスプレイケーブル）
○フロッピーディスクドライブは、0・1ドライブ共に、フォーマット、ディスクコピーが正常に完了するのを確認した他、
片方のドライブでフォ ーマットしたディスクをもう片方のドライブでディスクコピーし、
それぞれのドライブで読み込み（起動できる）ことを確認しました。
（未開封新品のフロッピーディスクを用いて確認しました）
○本体搭載のSCSI端子は、MOを接続し、ディスク内のデータが読めることを確認しました。
○外部フロッピーディスクドライブ用コネクタに増設ドライブを接続し、
外部の5インチディスクから起動したり、内蔵3.5インチディスクと相 互にディスクコピーができる事を確認しました。
○ジョイパッドをジョイスティック端子に接続して、ゲームを操作できるのを確認しました。
（1P、2Pとも）
○拡張スロットの確認
Mach2（SCSI2ボード）とXsimm10(SIMM増設メモリーボード)を挿入し、SCSI機器が読めることと、メモリ自己診断が正常に完了するのを確認しました。
○現在日付と時刻は設定済みです。

●即決オマケについて
「SD Power Monster」です。
(16GのSDカードを装着し、内蔵してお送りします)
※SD Power Monsterについて
SDカードをセットすることで最大4台のSCSI機器として振舞うことができる機器です。
（初期設定（2GバイトのSCSI機器1台）を変更するには、WINDOWSと設定ソフト、及び接続するマイクロUSBケーブルが必要です。）

※以下は環境が整わなかったため確認はしていません。
（動作しないという意味ではありません）
イメージ入力端子 オーディオ入力端子 プリンタコネクタ RS232C端子

※クロックアップ（24MHｚ）は動作することを確認しましたが、過酷な条件（真夏の連続稼動等）では不具合が出る可能があります。
また、対応しないソフトも少なくありません。（特にゲーム等） その旨。ご了承いただけますようお願い致します。


写真は追って掲載致します。
（2022年 4月 5日 1時 35分 追加） xvpbvx ↑ 即決オマケです ↑ （2022年 4月 5日 1時 56分 追加）ご覧いただきありがとうございます。

内蔵SCSI機器の「SD Power Monster」は即決いただいた場合のオマケになります。
（16GバイトSDカードと固定用のアングルを含みます。）
動作確認のため、付属のSX-Window2.0をコピーしてあります。
（写真に動作画面をご参照ください）

よろしくご検討下さい。
（2022年 4月 5日 15時 21分 追加）※内蔵2.5インチSCSIインターフェースについての補足

X68000compactはXVIと030型の2機種が発売されましたが、
XVIは後になってオプションとして登場しています。
（030型は標準装備でした）
そのせいか、実際に搭載したcompactXVIは大変希少な存在となっており、
「内蔵SCSIインターフェース」をうたったものはヤフオクでもほぼ見かけません。
同人ハードで内蔵可能なものもあるのですが、コネクタを変更するものなので、見た目もあまり良くありません。
（個人的な感想です。そのハードの目的がコネクタの変更にありますので決して貶めるつもりはないことをお断りしておきます。）

ハードディスクを内蔵したcompactを探していた方であればご納得いただけるものと思います。
24MHｚ駆動可能なほか、それに連動してLEDも青色に切り替ります。

よろしくお願い致します。

（なお、固定用のアングル（当方でアルミ材より切出し加工）も即決時のオマケになりますので、ご自分で内蔵をお考えの場合にはご注意下さい。）
（2022年 4月 6日 19時 37分 追加）たくさんの方にご覧いただき、ありがとうございます。

交換したキーボードケーブルについてですが、
ケーブルの根元は、太さが丁度でしたのでそのままでも十分に固定できていますが、念のため、ケーブルタイを巻いています。
もし、交換した劣化してひび割れがあるケーブルをご希望のときはその旨メッセージ下さい。

商品に記載ありませんが、
テストに使用した、Human68k3.0が記録された新規開封のフロッピーディスクもお付けいたします。


大変稀少な内蔵SCSIインターフェース付です。
即決いただいた場合には、上記SCSI機器を内蔵しますので、
即、2GバイトのHDD内蔵のcompactとして運用することも可能です。

よろしくご検討ください。